導入事例【導入事例】介護タクシーを支えるKITARO～リアルタイム位置情報で車両位置を確認し、緊急依頼対応も後押し
横浜で介護タクシー事業を営むいちご介護タクシーの源生様と河野様に、KITAROの運用についてお話を伺いました。
いちご介護タクシー様の事業内容を教えてください
東京、神奈川エリアを中心に介護タクシー事業や民間救急事業を営んでいます。
本社は横浜ですが東京にも支店があり、規模としては東京の方が大きいです。時には県外の長距離移動もあります。
全体の管理者として全員の業務の進行状況を確認したり、安全運転をしているかを見ています。
KITARO導入のきっかけ
KITAROはWeb検索で知りました。導入の目的はルート移動の動きの見える化と、事故削減のためにどういった運転をしているかを確認したかったことです。
導入当初は車両を5台保有していましたが、それまでシステムは何も入れておらず、ドライバーの申告任せになっていました。幸い事故が起きたことはなかったものの、事務所の近辺では狭い道が多く、いつ事故があってもおかしくない状況でした。業務拡大にあたり増車を見込んでいましたので、台数が増え重大な事故が起きたときに、事業に与える影響を懸念してシステムを探すに至りました。
たまたま自社の車両を見かけたときに、かなりのスピードを出しており不安になったこともシステム導入を考えるきっかけになりました。
どの車がどの地点を通ったのか。どういったルートを通ったのかで送迎の料金が変わってきます。KITAROではモニタリング画面から当日のリアルタイムデータも、過去の日報データも確認できる点が気に入りました。導入の決め手となったのはリアルタイム性と安全運転評価の部分、あとはリーズナブルな価格です。KITAROを導入し始めたのは2018年からですが、いくつか調べたサービスの中で圧倒的に安かった記憶があります。現在は10台以上と車両台数も拡大していますが、すべての車両にKITAROを導入済みです。
KITAROの活用方法
KITAROでは操作画面がわかりやすく、使いやすい印象です。
まだまだすべての機能を活用しきれていないのですが、メインはリアルタイムの位置情報を把握する用途で使用しています。
突発的な搬送依頼があった際に一番近くにいる車両を探したり、送迎に遅れが発生した場合にどの程度の遅延なのかを確認したり、従業員が無駄な移動をしていないか等を都度見ています。
こうした介護タクシーの業界で、お客様からの問合せや急な依頼に対して「何分くらい遅れが出ている」「あと何分くらいで到着する」という回答をその場で迅速に対応できる企業はほとんどないはずですが、自社ではKITAROを使うことで充分に対応できています。
おそらく今まで購入したサービスの中でベスト3に入るくらい、うちにとってKITAROはいいサービスだと感じています。
従業員への指導も行っているので、安全運転や効率的な移動に対する意識も高まっていると実感しています。
現在はKITAROの日報とは別に手書きの日報を作成していますが、それをKITAROの日報に統一を考えています。車両の台数が増え、いままで1人1台だったものが1台の車を複数人で共有する形に変わってきていることもあり、日報のデータ管理が煩雑になってきています。KITAROにせっかく日報の機能があるのだから、ある程度任せられるところは任せてしまおう、と。
有効活用できていなかった機能の一つに「ドライバーズアプリ」があるのですが、使い方を改めて聞いてみたところ、これは自分たちの業務がさらに楽になるぞ、と思いました。
アルコールチェックの点呼記録であったり、車両の乗車・降車記録や日報の確定処理、燃費管理などが各ドライバーでできる機能です。
「従業員にドライバーズアプリをどう使ってもらうか」というのは今後の課題ですが、ゆくゆくは従業員に記録を取ってもらう形に移行する予定です。
今後のサービスに期待することはありますか
昔に比べて機能がどんどん追加されていますが、なかなか日々の業務の中で確認することもないため、もっと使い方をわかりやすく発信してくれると助かりますね。
あとは、GPSがたまに取得できないときがあるのを改善してくれると助かります。1台の車両だけ特定のエリア近辺に行くとデータが取得できなくなってしまうことがあるので。
精密機械ですし、特定の車両だけなのでおそらくは車両側の相性もあるのだと思いますが、GPSの揺らぎやデータの飛びがなくなると嬉しいです。
(KITARO担当者追記)
現在KITAROをご利用中のお客様に対しては、追加機能を充分にご案内できておらず申し訳なく思っております。今後使い方の説明資料ページを作成し、充実させていく予定です。
介護分野においてKITAROがお役に立てていることを知り嬉しく思うと同時に気が引き締まる思いです。今後も機能の充実を図っていきますので、ぜひKITAROを使い倒していただきたいと思います。
なおトンネルなど一部位置情報が取得できない箇所もございますが、次世代機でデッドレコニング(加速度や角速度、パルスなどから位置情報を推測して取得する)機能を備えたものも検討を進めております。
ご協力ありがとうございました。