【導入事例】「営業マンに負担のない管理体制を」社員が気持ち良く働ける環境を作るための運行管理システム活用

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太陽光発電やオール電化事業など、住宅設備の販売を行なっている新日本住設EAST株式会社の松浦様と坂本様に KITAROの運用についてお話を伺いました。

 

新日本住設EAST様の事業内容についてお聞かせください。

我々新日本住設Groupは、お客様へ対し太陽光発電やオール電化・蓄電池など、エコをキーワードにした住宅設備の販売を行っております。グループ全体で、設計・プランニングやレイアウト、施工からアフターフォローに至るまですべてを自社一貫ワンストップで行っている企業です。

飛び込み営業と呼ばれる訪問での販売を中心に、ハウスメーカー様と提携をしての販売や施工も行っており、現在全国で38拠点、延べ16,000件のオーナー様とお付き合いをさせて頂いております。

そのグループ内で、東日本を中心にお客様の対応窓口として営業販売部門を担っているのが弊社、新日本住設EAST株式会社になります。

KITAROを導入したきっかけ

グループ全社の管理責任者同士で話す機会が月に何度かあるのですが、拡大していく事業に伴いどうしても出てしまう車輛事故や車輛運用管理の曖昧さが長らく問題になっており頭を悩ませておりました。

大手企業や車両運行を専門とする運送会社などでは、今どこで何キロで走っているかなど、常時管理監視をするようなシステムが入っているところもありますよね。でも、そこまで大掛かりにはしたくないし、費用もそこまでかけられない。何より、監視というよりは今の社会情勢の中、何もシステムを入れていないのは少々まずいな…と。

そんな時にグループ内で車輌関係の窓口をしている者から、こういうシステムがあるらしいよという話を聞き、他社様製品を含め導入に向けての具体的な検討を始めました。
その際に取引先様からKITAROのご紹介をいただいて、一度お話を聞いてみようと思い、御社の担当者様にご連絡させて頂いたことがきっかけです。

KITARO導入の決め手

弊社は元々若い社員が多く、更に車輌も運転手も入れ替わることが多いため、運転には少々心配なところがありました。また、レンタカーやリースなど様々な所から車輛を入れているので、車に改造を施すような設備導入は難しい。加えて保守管理や運用に追加の二次費用は避けたく、その中で、まずは気軽に手軽に最低限で出来るシステムをと考えていたところ、KITAROが一番手軽でいいなと思い導入に踏み切りました。
異常があった際にも端末を交換すればいいだけですし、何より運転手・現場の営業スタッフに負担をかけずに運用できるというのが一番大きな魅力です。

KITAROをどのように活かしていますか?

弊社では、営業が使用する車輌にKITAROを設置して、稼働の状況や事故や違反・トラブルが発生した際の後追いをすることに活かしています。
弊社は業務の性質上、営業ルートやスケジュールが決まっておらず、かなり自由度が高い組織体・業務フローになっています。固定されたチームやルーティンは無く、毎日その日によってスケジュールや車輌使用者を編成しており、状況によって運転手や走行経路が変わる上、早朝から深夜まで様々な時間に移動します。そのため、細かな管理は非常に困難で本来は管理しきれない部分だと思うのですが、 KITAROを入れていることで、営業スタッフがどの様に営業まわりを行っているかが明確に分かります。

例えば、走行履歴をみて「効率が良く営業活動が行えているか」や「計画通りに移動できているか」などが分かるので、イメージや記憶の話ではなく記録に基づいた 1つのデータとしてミーティングにも活かすことが出来、次の改善策や業務計画に役立てられることも魅力です。また、業務効率の向上に活かすことは勿論ですが使用方法が簡単なので、現場社員のストレスや不安を減らす効果も期待できます。

実際の管理としては、社内で管理している業務日報等と連動させて運用して、何かあった時はKITAROのデータと社内の報告とを突き合わせることで公平厳正に対応することが出来るのもKITARO導入の大きなメリットです。
危険運転の管理については、急発進、急停止、急加速や制限速度を超えていないかなど、事故のリスクにつながる危険があるのかを集計しています。
ただ、事実だけを本人や上長に突きつけてしまうと、単なるお説教になったり問い詰めになったりしてしまうので、「ちょっと〇〇さん多いよ」とか、「この支店多いよ」というのを全体として定期的に発信することで、取り締まりというより【抑制】や【防止】に努めるようにしています。

管理のためではなく、あくまでも営業サポートのためのシステム化

私たち内勤スタッフとしては、営業スタッフに心理的、作業的に負担をかけたくないという思いが大きいので、「KITAROがあるから面倒だ」「KITAROの報告・申請に時間を取られる」というような位置付けにならないように、かつ的確に車輛管理をしていきたい、と考えております。

そもそも、何も管理体制がないという状況を避けるために導入しているので、あくまでも目的は営業サポートです。
事故などの風紀の低下は、抽象的な注意喚起や全体への定期発信だけでは中々改善は見込めません。そんな時にKITAROのデータがあると、誰がいつどこでどんなことがあって、どの人にどう注意するべきなのかなどを正しく判断するためのデータが担保でき、的確な指導や改善を行うことで組織全体にとって余計な不安やストレスをかけること無く管理が出来ます。

何より、内勤スタッフの私たちが出来ることは、前線に居る営業スタッフが「良好な業務環境の基、気持ちを込めた仕事が出来る」ようにすることです。営業スタッフが気持ちを込めてしっかりとお客様と向き合う事でお客様の満足感や安心感が生まれ、その先に業績の向上や企業としての成長成功が有ります。ですのでやはり、営業スタッフが気持ち良く働ける環境を作るのが私たちの最優先項目です。

取り締まるだけでは何も次に繋がらないので、今後もこのKITAROシステムを活用し、交通安全や公的秩序遵守からお客様だけでなく、社会全体にもより配慮や貢献の出来る企業を目指していきたいです。

今後KITAROに求める機能はなにかありますか?

弊社は人数も事業部も多く、内容もかなり枝分かれをしています。
イメージとしては勤怠管理システムが近いと思うのですが、もっと色々な帳票が正確に手軽に出せるようになれば、管理する側の負担も減るのではないかと思います。
あとは、勤怠などの別システムとの幅広く自由度の高い連携や、アルコール検査の義務化などの社会情勢の変化に対応するような継続的で魅力的なアップデートを楽しみにしております。


(KITARO担当者追記)
テレマティクスサービスはともすれば従業員の監視ツールとして使われることも多いですが、新日本住設EAST様ではどうすれば気持ちよく従業員が働けるかに注力してKITAROをご利用いただいています。ドライバーにも納得して活用いただける事例として参考になるのではないでしょうか。
ご協力ありがとうございました。